工業会ニュース



☆令和6年経済構造実態調査について

総務省・経済産業省では、2024年6月に「経済構造実態調査」(統計法に基づく基幹統計調査)を実施します。今回の調査については、同時期に実施される「経済センサス−基礎調査」と同時一体的に実施します。詳しくはバナーから経済構造実態調査のホームページをご覧ください。


☆第65回通常総会
 第65回通常総会は、以下の通り2023年6月8日(木)16時から総会、功労者表彰式及び祝賀会を開催した。今回の総会は、新型コロナウイルス感染規制解除を受け、会員、受賞者と来賓(経済産業省)をお迎えして対面形式での開催となった。
 総会の冒頭で渡邉理事長より「新型コロナ禍による活動制限も緩和され、観光・サービス業は大分回復してきたようで喜ばしいのですが、「ものづくり」の業界は全体として"まだら模様"といった状況です。刃物の販売状況も流通在庫があることで、なかなか販売増という展開になっておりません。当工業会が関連する木材関係業界においても、政府が国産材の活用促進や高層木材建築(CLT)の新たな展開などを進めているものの、林道の整備や間伐材の利用促進等課題が山積しています。国産材の活用拡大といった掛け声は響いていますが、実際の産業界の活気を呼び起こすような状況にはなっておりません。
 それでいて諸物価の高騰、特に我々の関係する特殊鋼や金属関係も大幅に値上がり、加えて電力料金の高騰は、非常に痛手となっております。そういった諸物価の高騰が、会員の皆様にも大きな影響を及ぼしているという印象です。
 その他、海外に目を転じますとロシア・ウクライナ戦争、米国の金融危機や中国の東南アジアに及ぼす影響など多くの問題が起きており、経営者の皆様は、非常に厳しい経営判断をしていかざるをえない状況になってしまいました。
 今後、カーボンニュートラルへの取組み、SDGsの取組みへの対応など当工業会も一つの集団として対応するため皆様と共に討議していきたいと思っています。その際、当業界におけるこれら大きな課題対応のため、工業会としてやれることをやっていくとともに、経済産業省からご協力・ご指導を頂くための窓口に当工業会がなれたらと感じています。
 我が業界は、ものづくり大国といわれた日本において、なくてはならない業界、"エッセンシャルな業界"だという自負は皆さんと共に堅持しながら、今後の対応につき、若い経営者の方々も加わっていただけましたので色々な意見を伺いながら、工業会を通じて様々な変化に挑戦していきたいと思っております。皆様のお力添えを頂きつつ運営をしていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。」と挨拶された。
 理事長挨拶の後、来賓を代表して、経済産業省産業機械課課長補佐の國府田勝行様からも、「経済産業省新政策の3つの柱「@GX(グリーントランスフォーメーション)、ADX(デジタルトランスフォーメーション)、B経済安全保障 を新機軸にした取組みにより、産業界を後押しする製作に邁進していくとの力強い挨拶がありました。併せて近年の集中豪雨災害の多発に伴う被災についても、被災した方々の復旧に向けた取組みを関係機関と共に手助けしていきたいので遠慮なく連絡してほしいとの暖かいお言葉も頂いた。

 続いて、議長より、議事録署名人として、松岡慶子社長((株)松岡カッター製作所)及び大澄博之社長((株)オリオン工具製作所)の両氏を指名した後、議案(第1号〜第5号)の審議に入った。
〔審議事項〕 
  (第1号議案)2022年度事業報告の承認について
  (第2号議案)2022年度収支決算の承認について
     <監査報告> 中薗監事 (新興刃物株式会社社長)
  (第3号議案)2023年度事業計画案の承認について 
  (第4号議案)2023年度収支予算案の承認について 
  (第5号議案)任期満了に伴う役員改選について 
〔報告事項〕
  報告1 工業会の生産高実績について 
  報告2 他工業会及び経済指標の動向について 
 審議事項は、順次審議され、全て上程通りで承認された。

役員・理事改選については、谷俊彰副理事長((株)谷テック相談役)が副理事長及び理事を退任し、副理事長後任として新たに福田克則氏(福田刃物工業(株)代表取締役社長)が就任した。加えて、谷康平氏((株)谷テック代表取締役社長)が新たに理事として就任した。
技術委員長は新たに中島康貴氏(兼房(株)取締役常務執行役員)が就任。
環境委員長は新たに福田克則氏(福田刃物工業(株)代表取締役社長)が就任。

総会の最後に、36年の長きにわたり工業会の理事及び副理事長を務められた谷俊彰副理事長((株)谷テック相談役)より退任のご挨拶があった。
「日本機械鋸・刃物工業会の皆様、産業界の皆様、事務局の皆様、大変長い間お世話になりました。昭和62年(1987年)に理事に就任して以来、通算36年間理事を務め、そのうち平成15年(2003年)から現在までの20年間副理事長も務めさせていただきました。その間、総会懇親会等会員との交流、欧州視察団(独EМО)参加、中小企業近代化促進報(「近促法」)施行に伴う業界設備近代化促進等多くの活動を会員の皆様としてまいりました。経済産業省はじめ関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。特に近促法の施行によって、我々の旧来の設備を税と補助金の支援によって大幅な近代化を進める事が出来、当時会員同士で工業会会員となっていて本当に良かったと喜び合ったものでした。
 これからも会員の皆様のご努力とご協力によって、いざという時のため日本機械鋸・刃物工業会を一層盛り上げ活用していってほしい。」と、将来に向けた力強い挨拶をいただいた。

総会終了後、同会場にて功労者表彰授与式及び総会懇親会が催された。
今回の功労者表彰受賞者は以下の通り。

〔特別功労者表彰〕
 鈴木寛善氏 (元理事長・副理事長 元天龍製鋸(株)社長)
 西藤晋吉氏 (元副理事長 前天龍製鋸(株)社長)

〔功労者表彰〕
 平尾貴英氏 (役員20年以上  (株)富士工業所 代表取締役会長)
 
〔特別感謝状〕
 故 神谷明史氏 (役員歴23年  神谷機工(株)社長)

 総会・表彰式後、久しぶりのノーマスク、ノー仕切りでの懇親会を開催した。大石副理事長(天龍製鋸(株)社長)による乾杯の発声、表彰の代表謝辞を鈴木寛善氏が延べ、また、新理事に就任した谷康平氏((株)谷テック社長)、新社長に就任した松岡慶子氏((株)松岡カッター製作所)と平尾悠貴氏((株)富士工業所)が挨拶をして場が盛り上がった。和気藹々の宴もたけなわ中締めを清野芳彰副理事長(東洋刃物(株)顧問)が伊達一本締めにてまとめられた。


☆第11回 技術者専門教育講習会
   去る2022年12月15日(木)から16日(金)の二日間、名古屋「ウインクあいち」会議室にて、技術者向け「第11回技術者専門教育講習会」を開催しました(日本機械工具工業会と共催)。
 当講習会は、当初8月18日〜19日名古屋にて開催予定でしたが、新型コロナ感染第7波の影響を受け延期となり、講師の先生方のご協力を得て12月に実施する運びとなりました。
 今回も、名古屋工業大学等の4名の先生方と三留信二様(日本プラスチック製造(株)砥石製造部次長)に講師をお引き受け抱きました。先生方には非常にお忙しい中、ご協力いただき感謝申し上げます。
 今年の講習会のプログラムは、下記の表のとおり実施しました。なお、講習会後の受講生のアンケート結果は非常に好評でした。
 今年も主催者(日本機械鋸・刃物工業会及び日本機械工具工業会)からの受講修了証書を発行することとし、講習会の閉講式にて太田正志・日本機械鋸・刃物工業会技術委員長(兼房(株)専務取締役執行役員)からの授与を行ないました。

講義内容
 1日目 午前  品質管理の基礎
 (仁科健・愛工大教授)
 1.品質管理について
 2.標準偏差・工程能力
 3.品質のつくり込み
 4.品質のばらつきと原因
 5.ばらつきを抑える方法の体系
午後    切削工学
 (中村隆・名大大学院
 客員教授)
 1.切削機構力学
 2.切削理論
 3.切削温度と工具損傷
  研磨理論
 〜一般砥粒製品のJIS〜
 (三留信二・日本プラスチック製紙(株)砥石製造部次長)
 <web講演>
 1.一般砥粒を用いる製品のJIS
 2.研磨材のJIS
 3.研磨布紙のJIS
 4.砥石のJIS
 2日目  午前   機械材料(基礎)
 (渡辺義見・名工大教授))
 1.結晶構造と合金の結晶構造
 2.拡散とその機構
 3.平衡状態図について
 4.金属の凝固と凝固後の組織
 5.材料の強化方法
 6.材料の評価方法  
午後   工具鋼の熱処理
 (佐藤尚・名工大准教授))
 1.標準組織の形成過程
 2.組織と強度
 3.基本線図
 4.工具鋼の種類と特徴
 5.表面硬化処理 (窒化、侵炭)
  閉講式
 (太田正志 技術委員長)
  ・修了証書交付



☆第48回優良従業員表彰式
 去る11月17日(木)12時より芝パークホテルにて、2022年度第48回優良従業員表彰式並びに祝賀会を経済産業省産業機械課係長の石澤様を来賓としてお迎えし開催しました。今回、会員8社から20名の優良従業員が表彰されました。
 表彰式の冒頭、渡邉將人理事長(兼房(株)代表取締役社長執行役員)からの挨拶で、「本日受賞された皆様は、それぞれの企業の発展に貢献され、これからもますます成長し、さらに後輩の育成も期待されていることと思います。
 コロナ禍、米中問題、ロシアのウクライナ侵攻など社会的な環境変化と、それらの影響によるエネルギー不足、円安、諸物価の高騰など様々な壁がありながらも、当工業会の会員企業はものづくりの発展に大きく貢献し、ないと困るものを作っている会社、いうなればエッセンシャルカンパニーであると認識しています。
 私たちはエッセンシャルな存在としてその自信と社会的な責任を自覚しながら、より一層世界のものづくりに貢献できるチャンスをもらっています。そうした中で、一人一人がかけがえのない仕事に携わっていると思う思うとわくわくしますし、ものづくりをリードできたらいいと思っている次第です。是非皆さんこれからも夢を持ち、目標を掲げてそれぞれの会社で頑張っていただきたいと思います。皆さんの力をもって会社の発展、ひいてはこの工業会の発展につなげていただけたら私自身も非常にうれしく思います。」と受賞者への激励がありました。
 挨拶の後、渡邉理事長より受賞者一人ひとりに表彰状が手渡された。受賞者は以下の受賞者名簿の通り。
 表彰状授与後、続いて、経済産業省産業機械課係長の石澤みなみ様から、「本日は第48回優良従業員表彰を受賞された皆様おめでとうございます。コロナ禍の影響、ロシアのウクライナ侵攻、それにより深刻化するエネルギー問題や物価高騰などものづくり産業を取り巻く環境は非常に厳しいものが続いております。加えて、中長期の課題として、環境問題、カーボンニュートラルへの対応等待ったなしの問題が山積している状況です。こうした経済環境の中、機械刃物業界は、ものづくり産業の下支えとして重要な役割をはたしていただいております。
 本日受賞された皆様は、この業界の中で、機械刃物、丸鋸、切削資材の切れ目のない安定供給を維持するという刃物業界に課せられた社会的使命の実現に向けて日々努力されている方々と聞いております。今後とも我が国製造業ものづくり産業を盛り立てていただくため、ご健闘いただきたい。」とのご祝辞が述べられ式典は閉じられた。
 表彰式典後の祝賀会で、谷俊彰副理事長((株)谷テック相談役)から「この表彰式では、延べ1055名の方々が表彰された。我々が作った製品は今や世界中を駆け回り、あらゆる分野のものづくりに貢献している。そうした製品を作り続けている皆様に感謝している。」との挨拶とともに乾杯の発声がなされ、和やかな宴席が催された。
 中締めは、大石高彰副理事長(天龍製鋸(株)代表取締役社長)から「我々の業界はものづくりに欠かせないという再認識と、こうした厳しい経済環境の中、機械メーカー様やお客様、関係する皆様全てに感謝する心を持って欲しい。会社に戻られ皆さんの更なる間活躍・発展を期待しています。
」との挨拶と共に、一本締めにて締めくくられた。

第48回優良従業員表彰受賞者 
(会員名簿順) (敬称略)
企 業 名 氏 名 企 業 名 氏 名
株式会社オリオン工具製作所 袴田 航介 天龍製鋸株式会社 金田 正史
株式会社オリオン工具製作所 越前 哲也 天龍製鋸株式会社 大林 忠光
兼房株式会社 斉藤 隆行 天龍製鋸株式会社 塩原 孝恵
兼房株式会社 大島 守雅 東洋刄物株式会社 我妻 幹雄
兼房株式会社 油田 大輔 東洋刄物株式会社 神尾 大介
兼房株式会社 吉本 隆司 東洋刄物株式会社 奥田  和
新興刃物株式会社 河合  剛 ニッパテック株式会社 森  泰裕
株式会社 谷テック 友久 美幸 ニッパテック株式会社 天野 慎也
株式会社 谷テック 中川 圭美 福田刃物工業株式会社 武山 涼太
株式会社 谷テック  島ア けい 福田刃物工業株式会社 瀬古 有司 
     (20名)



☆第64回通常総会
 第64回通常総会は、以下の通り2022年6月2日(木)16時から仙台市 ホテルメトロポリタン仙台にて総会、功労者表彰式及び祝賀会を開催しました。今回の総会も、新型コロナ感染の影響を受け、会員、受賞者と来賓(経済産業省)のみでの開催となりました。(新規参加者紹介(石澤様、奥村様、北代様)も実施。)
  ・16時〜17時15分 総会 (於:芙蓉の間)
  ・18時〜20時 功労者表彰式・総会懇親会 (於:スカイホール銀河)

 総会の冒頭で渡邉理事長より「本日は、コロナ禍にもかかわらず、日本機械鋸・刃物工業会通常総会に、多くの会員の皆さんにお集まりいただき大変ありがとうございます。
 また、経済産業省産業機械課課長補佐の横山様と石澤係長様には、ご多忙のところ、わざわざ東京からご臨席いただき誠に有難うございます。心から御礼申し上げます。
 我が業界は、ものづくりの縁の下の力持ちとして頑張っているエッセンシャル・カンパニーといった業界であり、なくてはならない業界であります。そのような業界として各社が切磋琢磨しつつ、優れた技術をいろいろなユーザーさんにお届けする役目があると思っております。今後とも、是非そうあり続けたいと願っております。
 しかしながら、コロナ禍により、営業活動も技術的な支援活動も阻まれるような厳しい状況が続いております。海外を見ますと、中国以外は行こうと思えば行けるような状態に戻ってきておりますが、まだまだ油断がならない状況です。
 今こそ、未来志向でポジティブに将来を見つめながら、カーボンニュートラルやSDGsなど非常に困難な長期的な課題や、新しいビジネスに取り組んでいくべきかと思います。

 海外でビジネスをやろうと思うと、カーボンニュートラルや、SDGsに取り組んでいないと相手にしてもらえないという時代もすぐ目の前に来ております。
 業界としては、皆さんと共にいろいろ意見を交わしながら、新たな仕組みを作っていくような仕事も出てくるのではないかと思っております。
 今後とも会員の皆様のお力添えを頂きながら工業会を運営していきたいと思っています。今後とも日本機械鋸・刃物工業会の運営にご理解とご協力をお願いします。」と挨拶された。

 理事長挨拶の後、来賓を代表して、経済産業省産業機械課課長補佐の横山様から、御挨拶と最近の経済産業省の政策動向と支援につきご説明を頂いた。

 続いて、議長(理事長)より、議事録署名人として、松岡社長(株式会社松岡カッター製作所社長)及び大澄社長(株式会社オリオン工具製作所社長)の両氏を指名した後、議案(第1号〜第5号)の審議に入った。

〔審議事項〕 
  (第1号議案)2021年度事業報告の承認について
  (第2号議案)2021年度収支決算の承認について
     <監査報告> 中薗監事 (新興刃物株式会社社長)
  (第3号議案)2022年度事業計画案の承認について 
  (第4号議案)2022年度収支予算案の承認について 
  (第5号議案)理事の変更について 
〔報告事項〕
  報告1 2022年度の行事日程について 
  報告2 工業会の生産高実績について 
  報告3 他工業会及び経済指標の動向について
審議事項は、順次審議され、全て上程通りで承認された。


総会終了後、会場を変え、功労者表彰授与式及び総会懇親会が催された。
今回の功労者表彰受賞者は以下の通り。

〔功労者表彰〕
 谷 俊彰様
 (副理事長、株式会社谷テック相談役)
 
 川嵜龍四郎様
 (理事、ニッパテック株式会社取締役相談役)

 塚谷 俊介様
 (前理事、株式会社塚谷刃物製作所名誉会長)

 奥村 祝夫様
 (前理事、大阪利器製造株式会社会長)

〔特別功労者表彰〕
 庄子 公侑様
 (前理事長、元東洋刄物株式会社社長)

 橋  允様
 (前副理事長、前東洋刄物株式会社社長)

 表彰式後、谷副理事長と庄子様に受賞者代表挨拶をしていただき、当会草創期の懐かしい思い出話や東日本大震災時の苦労話もいただき、和気藹々とした祝賀・懇親会を盛況に行なうことができた。
 懇親会は、清野副理事長(東洋刄物株式会社社長)の乾杯の挨拶・ご発声で開始し久しぶりでの対面での懇談会で和やかに開催されました。中締めは、大石副理事長(天龍製鋸株式会社社長)にしていただき閉会となりました。ご参加いただきました皆様に心より感謝申し上げます。



☆第10回 技術者専門教育講習会
   2021年12月9日(木)から10日(金)の二日間、名古屋「ウインクあいち」会議室にて、技術者向け「第10回技術者専門教育講習会」を開催しました(日本機械工具工業会と共催)。
 当講習会は、当初8月名古屋にて開催予定でしたが、新型コロナ感染拡大の影響を受け延期となり、講師の先生方のご協力を得て12月に実施する運びとなりました。
 今回も、名古屋工業大学等の先生方に講師をお引き受けいただき実施しました。先生方には、コロナ禍でWeb授業と対面授業の複合授業実施期間中でお忙しい中、ご協力いただき御礼申し上げます。
 今回の講習会参加者は、13社29名で、懇親会の中止、マスク着用等コロナ感染対策を取りつつの実施となりました。
 講習会のプログラムは、下記の表のとおりの実施となりました。
 講習会終了後の受講生へのアンケート調査では、非常に良かった、同僚にも受講を勧めるなど非常に好評でありました。
 なお、今年から主催者(日本機械鋸・刃物工業会及び日本機械工具工業会)からの受講修了証書を発行することとし、閉講式にて太田正志・日本機械鋸・刃物工業会技術委員長(兼房(株)取締役専務執行役員)からの修了証書の授与を実施しました。 

講義内容
 1日目 午前  機械材料(基礎)
 (渡辺義見・名工大教授))
 1.結晶構造と合金の結晶構造
 2.拡散とその機構
 3.平衡状態図について
 4.金属の凝固と凝固後の組織
 5.材料の強化方法
 6.材料の評価方法  
午後   切削工学
 (中村隆・名大大学院
 客員教授)
 1.切削機構力学
 2.切削理論
 3.切削温度と工具損傷
 2日目  午前   工具鋼の熱処理
 (佐藤尚・名工大准教授))
 1.標準組織の形成過程
 2.組織と強度
 3.基本線図
 4.工具鋼の種類と特徴
 5.表面硬化処理 (窒化、侵炭)
午後   品質管理の基礎
 (仁科健・愛工大教授)
 1.品質管理について
 2.標準偏差・工程能力
 3.品質のつくり込み
 4.品質のばらつきと原因
 5.ばらつきを抑える方法の体系
  閉講式
 (太田正志 技術委員長)
  ・修了証書交付



☆第47回優良従業員表彰式
 2021年11月4日(木)、新型コロナウイルス感染が一時落ち着いた時期をみて、会員のみで十分な感染症対策を講じた上で東京芝パークホテルにて挙行しました。開始以来47回と歴史を重ねており、当工業会にとって人材育成の要の事業であり、可能な限り継続実施したいとの役員の強い思いを受けての実施でもありました。
 表彰式は、まず渡邉將人理事長(兼房(株)代表取締役社長執行役員)から「本日は、日本機械鋸・刃物工業会の第47回優良従業員表彰を受賞された皆様に心よりお祝い申し上げます。皆様は、それぞれの企業におかれまして、様々な形で努力を重ね、所属された部署でご活躍され会社の発展に貢献された方々ばかりだと存じております。この1、2年は、特に、新型コロナ感染拡大により、会社を取り巻く環境も大きな影響を受け、非常に厳しい国内外の経済状況の中で、会社を守ってくれた方々だと思っております。
 本日ご列席の会員会社の経営者の皆様も、同様の思いでいらっしゃるのではないかと考えています。
 当工業会の会員会社は、ものづくりになくてはならない製品を作っている重要な会社だと思っております。
私自身、社内の会議や朝礼の場で、『我々はエッセンシャル・カンパニーで、ものづくりになくてはならない企業であり産業である。我々が無くなったら、日本ばかりでなく世界中のものづくりが、一瞬にして大混乱に陥る』とよく申しております。
 我が業界は、自動車、家電、鉄鋼、半導体、住宅、食品など「ものづくり産業」にとって本当に重要なポジションにある業界であります。皆さんは、そういった業界で頑張っており、我が国の製造産業の大きな下支えになっている、そういう重要な役割を担う企業で頑張っているという自負を持っていただきたいと感じているところであります。
 本日受賞された皆さんには、そういう思いを忘れずに、SDGsやカーボンフリーといった様々な課題、厳しい経済環境の変化に対応し、それぞれの会社の事業活動を強力に推し進めていっていただきたいと思います。
 この荒波を乗り越えていくため、会社のトップだけでなく、本日出席された皆様をはじめ、それぞれの会社の従業員の皆さんも共に協力しながら、ニューノーマルの中で生活面だけでなく仕事面でも革新していかねばならない大変な時代になっていると感じている次第です。 是非、皆様には、これからも業界、会社の発展のために自らの意識も革新していただき、新しい仕事に挑戦していって、更なる会社の発展に寄与されますことを期待しております。
 最後に、本日ご出席の皆様が一層飛躍されますことを祈念します。」と開会の挨拶し、受賞者の皆さんにエールを送られました。
 続いて、優良従業員表彰受賞者への表彰状授与が渡邉理事長より行なわれました。今年度の表彰受賞者は、以下の表のとおり会員会社8社から計17名が表彰されました。
 表彰式後に行なわれた祝賀会(会員のみでの会食)では、清野芳彰副理事長(東洋刃物(株)代表取締役社長)より「優良従業員表彰を受賞されました皆様に心よりお祝いを申し上げます。今、とにかく世の中の変化、経済環境の変化の動きが早いと世の中のだれもが感じているのではないかなと思います。そういった流れの中で、当社も苦しい時期がございました。それらの苦境を脱し震災後もいろいろありましたが、やっとこれまでに回復してこれました。こうした苦境を乗り越えた一つ一つの経験が我々の肥しとなり、かつ、日本機械鋸・刃物工業会という土壌が私たちを改めて育ててくれたという風に思っております。震災の頃は、何も考えず、兎に角邁進した時期でありました。こうした時期に、日本機械鋸・刃物工業会の皆さんからご支援を頂いたということは忘れることができません。
 そういった中で、皆さんと共にこのような場が設けられているわけですが、資源の無い我が国のものづくりを支えてきた一つが、機械であり、鋸であり、刃物であり、皆さんが製造されているものであると思います。
 先ほど理事長がおっしゃいましたように、こういったものは、資源の無い我が国にとって一つの支えとなってきている。国内はもちろんのこと、海外にも皆さんの製品は輸出され、使用され、製造工程一つ一つにそれらの製品が使われ重要な役割を果たしています。こうした重要な機具を提供している業界に長年携わって、重要な役割をはたしてきたと私自身は自負しております。
 先ほど理事長がおっしゃったように『エッセンシャル』な業界でありますが、決して派手な業界ではありません。非常に縁の下の力持ちのような業界であって、かつ、絶対なくてはならないものであり、そういった製品を作っている業界に携わってきた自分たちは重要な役割を担ってきたと自負しています。
 本日受賞されました皆様は、入社された後諸先輩方から色々な技術面などご指導を受けて発展されてこられたものと推測されます。そして、このように表彰されるような年になってくれば、今後は「人を育て」「人をまとめ、束ねていく」ようになることが、仕事の中でも重要な部分であると考えています。
 皆さんには、適切な言葉でないかもしれませんが、今後も苦労をし、努力をしていただき、会社の一層の発展を目指し、皆さん一人一人が考えながら、これからの仕事に励んでいっていただければと思います。
 はなはだ簡単ではありますが、受賞をされた皆様への私からの祝辞とさせていただきます。」との乾杯の挨拶をされ、会食を実施した。
 今回は、コロナ禍で歓談を控えての会食であったため、ご出席いただいた役員の方々から、簡単な応援メッセージをいただき、受賞者へのはなむけとなりました。お話いただいた役員は以下の通りです。
 ・大石高彰副理事長(天龍製鋸(株) 代表取締役社長)
 ・佐藤哲也理事((株)真誠 代表取締役社長)
 ・福田克則理事(福田刃物工業(株) 代表取締役社長)
 ・松岡克彦理事((株)松岡カッター製作所 代表取締役社長)
 最後の閉会の辞は、谷俊彰副理事長((株)谷テック 相談役)より「世の中は、新型コロナの影響でストレスの溜まる日々が続いております。厳しい状況だからこそ見つめ直せるもの、考えられることが多々あるのではないでしょうか。決して下を向かず、皆さんが各社に戻り先頭に立って元気を出してもらうことが、一番の景気回復の源になると思う」と力強い締めの言葉と三々七拍子で締められた。今回は、関係者のみの参加ではありましたが、2021年最初の対面での会合であり、和やかな表彰式が実施されました。

第47回優良従業員表彰受賞者 
(会員名簿順) (敬称略)
企 業 名 氏 名 企 業 名 氏 名
兼房株式会社 大森 賢一 天龍製鋸株式会社 近松 佑樹
兼房株式会社 中村  洋 天龍製鋸株式会社 坂口 泰隆
兼房株式会社 鳥羽 正全 東洋刄物株式会社 小西 宏往
兼房株式会社 土屋  敦 東洋刄物株式会社 黒田 良男
新興刃物株式会社 笹島  宏 東洋刄物株式会社 土屋  明
株式会社 真誠 古橋  斉 福田刃物工業株式会社 岸本 佳大
株式会社 谷テック 木村 勝好 福田刃物工業株式会社 須田 卓寛
株式会社 谷テック 森  由行 株式会社 松岡カッター製作所 横山 晶広
天龍製鋸株式会社 内野加奈子 (17名)


☆第63回通常総会
 第63回通常総会は、2020年6月3日(木)(13時〜15時)に、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、初めてのリモート開催となった(web会議)。
総会の冒頭で渡邉理事長より、「本日は日本機械鋸・刃物工業会第63回総会にご参加いただき感謝申し上げます。新型コロナウイルス感染対策のための非常事態宣言が愛知にも出ており、関西、関東もそれぞれ非常に厳しい環境となっております。まだまだ予断を許さない状況にあるため、医療従事者の方々には、改めて感謝を申し上げたいと考えております。非常に厳しい経済環境下ではありますが、1年前と比べると幾分上向いていると感じておられるのではないでしょうか。木材加工業界、自動車業界、鉄鋼業界など全ての製造業において厳しい環境の中にありましたが、ワクチン接種が先行していた先進国、中国において経済活動を積極的に推進してきた流れが我が国の経済にも波及していると思います。ただ、国内を見ますと、自動車業界は、半導体不足の関係で操業を停止しようとしておりますし、木材業界をみれば「ウッドショック」と言われる言葉を耳にするようになり木材供給が非常に厳しい状況となっており、木材加工業界の操業もその影響を受け低下しつつあるような環境にあり、本格的な回復とは言い難い部分もございます。本当に一日も早く新型コロナウイルス感染を終息させるため、ワクチン接種が滞りなく接種できることを期待するばかりです。
 今回は日本全体が厳しい環境下になっている時の総会として、皆さんの記憶に残る総会になるのではないかなと感じているところです。
 現在、当工業会を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染の問題がなくとも、脱炭素やデジタルトランスフォーメーション(DX)への対応問題、サプライチェーン問題等、工業会の皆様と議論し対応していく課題も沢山あろうかと思います。できるだけ早くそういった課題・問題を皆さんと話しながら、世の中の産業界に役に立てる機械刃物製造業界としてのあるべき姿を描いていきたいと思っております。このような複雑な環境の中で、今回総会を開催するからには、意義のあるものとしていかねばならないと思っている次第であります。」と挨拶された。
 議長より、議事録署名人として、松岡社長((株)松岡カッター製作所)及び大澄社長((株)オリオン工具製作所)の両氏を指名した後、議案(第1号〜第7号)及び報告事項につき審議を行った。
<審議事項>
(第1号議案)2020年度事業報告の承認について
(第2号議案)2020年度収支決算及び剰余金処分案の承認について
(第3号議案)2021年度事業計画(案)の承認について
(第4号議案)2021年度収支予算(案)の承認について
(第5号議案)任期満了に伴う役員改選について
(第6号議案)定款改正について
(第7号議案)新表彰制度について
     
<報告事項>
報告1 工業会の実施行事について
報告2 工業会の生産高実績について
報告3 他工業会及び経済指標の動向について
報告4 工業会行事要望アンケート結果について

 審議事項は、順次審議され、全て上程通りで承認された。
総会の審議後、来賓でご出席いただいた経済産業省産業機械課課長補佐の横山博之様からご挨拶をいただくとともに、同課係長の岡田淳様から『最近の経済産業政策』について、本年度の「ものづくり白書」に基づきご説明をいただいた。


☆令和3年経済センサス-活動調査について




☆第46回優良従業員表彰式
 2020年2月から発生した新型コロナウイルス感染症の影響で、東京での表彰式開催が難しいとの判断から、2020年11月5日(木)名古屋キャッスルプラザホテルにて、来賓及び祝賀会を取り止め、感染症対策を講じた上で表彰式を挙行しました。
 当表彰式は、開始以来46回と歴史を重ねており、人材育成の要の事業であるので、極力本表彰を継続維持したいとの役員の思いを受け開催実施がなされました。
 表彰式では、渡邉將人理事長(兼房(株)社長)から、「受賞者の皆様(17名)の優良従業員表彰の受賞を心からお喜び申し上げます。今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、各社非常に厳しい環境かと思われます。その中で、本日表彰される皆さんは、それぞれの会社で活躍し、将来のリーダーになることを大いに期待されており、その自信と自覚を是非持っていただきたい。
 本来であれば、式典は、従来東京の芝公園で開催され、東京タワー等観光を予定していただいた方も居られたでしょうが、今回の名古屋には古い歴史のあるテレビ塔があり、周りは再開発によるおしゃれなお店が多くできています。当業界は木に関係する企業も多く、名古屋城本丸御殿を見学されるのもよいでしょう。
 新たな気持ちで、もう一度会社での自分の立ち位置を見極め、一歩一歩精進を重ねて羽ばたかれることを切に願っています。皆さんのこれからの活躍を期待しています。」とお祝いの挨拶し、受賞者の皆さんにエールを送られました。
 続いて表彰式に移り、今回の優良従業員表彰受賞者への表彰状授与が渡邉理事長より行われた。今年度の受賞者は以下の表のとおり会員会社7社から合計17名が表彰となりました。
 表彰状授与の後、谷俊彰副理事長(樺Jテック相談役)より、「コロナ禍でありますが滞りなく第46回の表彰式が行われましたこと、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。当工業会では、『勤勉且つ優秀にして模範となる活躍をされた社員』を表彰しており、昭和50年の第1回表彰式から本日で1018名の方が表彰されたことになります。今年、コロナの影響で工業会のビックイベントを中止いたしました。その中で唯一この優良従業員表彰式が、渡邉理事長はじめ役員の方々の強い気持ちにより開催が実現しました。皆様こそ、会社を支え発展させてくれた、正にスーパーヒーローでないかと思います。今後益々のご活躍をお祈りします。」と祝辞を述べた。
 最後の閉会の辞では、大石高彰副理事長(天龍製鋸且ミ長)より、「世の中は新型コロナの影響でストレスの溜まる日々が続いております。厳しい状況だからこそ見つめ直せるもの、考えられることが多々あるのではないでしょうか。決して下を向かず、皆さんが各社に戻り先頭に立って元気を出してもらうことが、一番の景気回復の源になると思う。」との言葉と共に、力強く一本締めで式典は締めくくられた。今回は、関係者のみの参加ではありましたが、和やかな表彰式が実施されました。

第46回優良従業員表彰受賞者 
(会員名簿順) (敬称略)
企 業 名 氏 名 企 業 名 氏 名
兼房株式会社 井出  強 東洋刄物株式会社 五十嵐 寛和
兼房株式会社 神田 保之 東洋刄物株式会社 鈴木 潤一
兼房株式会社 斎藤 鋼樹 東洋刄物株式会社 村上 英則
兼房株式会社 小笠原 誠 ニッパテック株式会社 土肥 健一
株式会社 谷テック 石井 拓也 ニッパテック株式会社 西脇 隆矢
株式会社 谷テック 山本 恒治 福田刃物工業株式会社 藤田 伸也
天龍製鋸株式会社 村松 慎吾 株式会社 松岡カッター製作所 望月 利彦
天龍製鋸株式会社 榑松 紀代高 株式会社 松岡カッター製作所 水口 克哉
天龍製鋸株式会社 橋 邦明 (17名)


☆第62回通常総会
 第62回通常総会は、2020年7月2日(木)名古屋キャッスルプラザホテルにて開催した。今回の通常総会は、当初6月4日に仙台にて開催予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、臨時に名古屋にて開催となった。12時30分より開始。冒頭あいさつに立った渡邉理事長より、「新型コロナ感染がまだまだ厳しい状況の中、本日、当会の通常総会に多くの会員の皆様にご参加いただき感謝しております。こうして、皆様の元気な姿を拝見できたのは何よりと思っております。
 昨年は、リーマンショックの後、約10年位続いていた順調な景気回復の流れが、英国EU離脱(ブレクジット)、米中貿易摩擦の二つの大きな経済問題の影響を受け、自動車産業、鉄鋼産業、工作機械等日本のものづくり産業は、成長を断念せざるを得なくなる厳しい不況に転じてしまいました。そうした中、2020年東京オリンピックという明るい話題・イベントが用意されていたのですが、それすらも、今回のコロナ禍により1年延期となってしまいました。
 日本をこれまで導いてきた鉄鋼、自動車業界、工作機械等主要な業界が極めて厳しい経済環境に見舞われており、当然、我々の業界も影響を受けざるを得ず厳しい時代を迎えたなと感じている次第です。
 ともかく、当業界は、ものづくりにはなくてはならない基盤産業であり、そういった業界に携わらせていただいていることに、日頃より誇りを感じながら業務に携わせていただいており、今後も切磋琢磨しつつ頑張ってまいりたいと考えております。お互い頑張ってこの苦難を乗り越えてまいりましょう。
 最後となりますが、一日も早くコロナ、COVIT-19というようなつまらない単語を口にしないで済むような日々を迎えることを切に切に願っております。」と挨拶された。
 議長より、議事録署名人として、松岡社長((株)松岡カッター製作所)及び大澄社長((株)オリオン工具製作所)の両氏を指名した後、議案(第1号〜第4号)の審議に入った。
<審議事項>
(第1号議案)2019年度事業報告の承認について
(第2号議案)2019年度収支決算及び剰余金処分案の承認について
(第3号議案)2020年度事業計画(案)の承認について
(第4号議案)2020年度収支予算(案)の承認について
     
<報告事項>
 (1) 工業会の実施行事について
 (2) 工業会の生産高推移
 (3) 他工業会及び経済指標の動向について

 審議事項は、順次審議され、全て上程通りで承認された。続けて、報告事項の説明が行われた。併せて経済産業省産業機械課課長補佐の安田様から来賓ご挨拶と岡田係長様から「新型コロナウイルス感染症に係る支援と製造業の課題」につき、ご説明をいただいた。


☆第45回優良従業員表彰式
 2019年11月7日(木) 東京・芝パークホテル別館にて第45回優良従業員表彰式及び祝賀パーティーを開催し、会員企業から推薦された11社25名の優良従業員の表彰を行いました。
 今回は、当表彰開始以来45回目と歴史を重ね優良従業員表彰受賞者も1000名を超える記念すべき表彰式となりました。開会に先立ち、JAXAの「2018-2019 有人宇宙活動‐宇宙実験棟“きぼう”と国際宇宙ステーション(ISS)の活動」のビデオ上映、公的支援紹介資料の配布等も併せて実施しました。
 表彰式では、渡邉理事長(兼房(株)社長)から台風19号及び大雨被災者の方々へのお見舞いの後、「昭和50年以降45年継続されていることは当工業会がなくてはならない業界であることの証でもあり、この間1000名を超える被表彰者を輩出したことは誠に名誉なこと。受賞者の皆さんが今後とも後輩の目標となり、会社や業界の発展、更には世界中の“ものづくり”に貢献できる人材となっていただきたい。」と挨拶が行われ、引き続いて、理事長から各受賞者への表彰状授与が行われた。その後、来賓を代表して、経済産業省産業機械課の安田正一課長補佐様から「工業会会員及び関係者の皆様のものづくりの完成度が我が国ものづくり現場での製品の精度、生産性の向上に大きく貢献している。我が国の製造産業の基盤産業として下支えしてこられた工業会の皆様と1000名を超える優良従業員の方々に敬意を表したい」との祝辞を頂きました。
 表彰式後、参加者全員での記念撮影と祝賀パーティーを行った。祝賀パーティーでは、谷俊彰副理事長((株)谷テック相談役)からの挨拶及び乾杯発声により開宴され、今回の受賞者へのお祝いとともに、会員相互親睦及び関係団体との交流が図られた。
 なお、今回は当日ご出席いただいた工業会役員の方々からも各々激励の言葉をいただき、一層盛り上がりのある祝賀パーティーとなりました。和気藹々の中、清野芳彰副理事長(東洋刃物(株)社長)の『伊達の一本締め』による中締めが行われ、第45回優良従業員表彰及び祝賀パーティーは滞りなく終了となった。
〇激励の祝辞をしていただいた役員
 ・大石高彰副理事長 (天龍製鋸(株)社長)
 ・大澄博之 理事  ((株)オリオン工具製作所社長)
 ・佐藤 巧 理事  (大同特殊鋼(株)工場長)
 ・松岡克彦 理事  ((株)松岡カッター製作所社長)

第45回 優良従業員表彰者  
(会員名簿順) (敬称略)
企 業 名 氏 名 企 業 名 氏 名
株式会社オリオン工具製作所 杉浦 誠司 天龍製鋸株式会社 内山 賢吾
兼房株式会社 小野木隆宏 天龍製鋸株式会社 井口 猛英
兼房株式会社 木村 英樹 東洋刄物株式会社 菊地 康平
兼房株式会社 飯沼 知行 東洋刄物株式会社 谷藤 陽介
兼房株式会社 伊藤 和彦 東洋刄物株式会社 小堤 真二
新興刃物株式会社 玉城 吉章 ニッパテック株式会社 川嵜 為彦
大同特殊鋼株式会社 海老澤裕之 ニッパテック株式会社 堀江 翔大
株式会社 谷テック 土田 貴之 福田刃物工業株式会社 藤岡 慎
株式会社 谷テック 高村 明聖 福田刃物工業株式会社 中村 隆雄
株式会社 谷テック 中山 利秀 福田刃物工業株式会社 久保 肇
株式会社 塚谷刃物製作所 板倉 和美 株式会社松岡カッター製作所 吉本 倫敏
株式会社 塚谷刃物製作所 橋 浩二 株式会社松岡カッター製作所 中嶋 英勝
天龍製鋸株式会社 鈴木 政弘 (25名)


☆第4回 秋の交流会・工場見学会
日時 2019年9月26日(木)
〇工場見学会((株)島津製作所本社工場等)
  京都の(株)島津製作所本社工場及び創業記念館の見学を総数16社19名の参加を得て実施した。当施設は島津製作所様のご協力により、本社工場 (真空ポンプ製造及び電子基盤製造部門)及び「創業記念館」等を見学させて いただき、非常に充実した見学会を実施させていただきました。

〇秋の交流会 (懇親会)
 場 所 :リーガロイヤルホテル京都
 参加者:
  大阪熱処理(静間次長)、オリオン工具製作所(大澄社長)、
  兼房(渡邉社長)、神谷機工(神谷社長)、新興刃物(中薗社長)、
  真誠(佐藤社長)、スギヤマ(杉山社長)、第一鋼業(妻藤社長)、
  大同特殊鋼(佐藤工場長)、橋刃物工業(橋会長)、
  谷テック(谷相談役)、塚谷刃物製作所(塚谷相談役)、
  天龍製鋸(大石社長)、東海熱処理(藤田社長)、
  東洋刃物(清野社長)、ニッパテック(川嵜会長)、
  福田刃物工業(福田社長)、富士工業所(平尾社長・平尾常務)、
  松岡カッター製作所(松岡社長)、大洋商事(竹部部長)、
  フォルマー・ジャパン(井上社長)、事務局

〇懇親ゴルフ
日時 2019年9月27日(金)
場所 城陽カントリー倶楽部
参加者 12名 
   渡邉社長、中薗社長、佐藤社長、佐藤工場長、橋会長、
   大石社長、福田社長、清野社長、平尾社長、平尾常務、
   井上社長、青砥
成績 《優勝》   渡邉將人社長  (兼房(株))
   〈準優勝〉   井上竜生社長  (フォルマー・ジャパン(株))
    3位    平尾貴英社長  ((株)富士工業所) 


☆第9回 技術者専門教育講習会
   会員企業の技術者向けの「第9回技術者専門教育講習会」を開催しました。今回も名古屋工業大学等教授陣4名に講師となっていただき、2019年8月29日と30日の二日間にわたり名古屋駅近くの会場:ウインクあいちにて総勢21社41名が参加して実施しました。第一日目の講習後には会場近くの「キャッスルプラザ」4階の梓の間で、講師の先生方もご臨席して頂き、立食による懇親パーティーを開催しました。懇親会は太田技術委員長(兼房(株)取締役専務執行役員)の乾杯のご発声後に、和やかな雰囲気の中で受講生相互間の交流が図られた。

講義内容
 1日目 午前  切削工学
 (中村隆教授))
 1.切削機構力学
 2.切削理論
 3.切削温度と工具損傷 
午後   熱処理理論(基礎)
 (渡辺義見教授)
 1.結晶構造と合金の結晶構造
 2.拡散とその機構
 3.平衡状態図について
 4.金属の凝固と凝固後の組織
 5.材料の強化方法
 6.材料の評価方法
 2日目 午前   工具鋼の熱処理
 (佐藤尚准教授))
 1.標準組織の形成過程
 2.組織と強度
 3.基本線図
 4.工具鋼の種類と特徴
 5.表面硬化処理 (窒化、侵炭)
午後  品質管理の基礎
 (仁科健教授)
 1.品質管理について
 2.標準偏差・工程能力
 3.品質のつくり込み
 4.品質のばらつきと原因
 5.ばらつきを抑える方法の体系



☆創立60周年記念式典・記念講演会・祝賀会
日時 2019年6月6日(木)
   記 念 式 典  15時30分〜16時10分
   記念講演会  16時10分〜17時15分
   祝 賀 会  18時00分〜20時00分
会場 名鉄犬山ホテル
 2019(令和元)年6月6日(木)、愛知県の名鉄犬山ホテルにて総勢53名の参加の下、第61回通常総会に続いて創立60周年記念式典を挙行した。
 
(1) 第一部:記念式典 
 記念式典では、渡邉理事長から「当日本機械鋸・刃物工業はお陰を持ちまして60周年の節目を迎えることができました。日本のものづくりの理念の下、会員一同が陰ひなたとなって縁の下で支えてきたからこそ、今日、世界に冠たる日本のものづくりがあるのだと自負しておりそう思いたい。国内外を取り巻く厳しい状況の中、昨年まで景況感 溢れる忙しい事業活動が、この一年で景気動向の様相が変化していることを 日々生産・営業活動の中で感じられている会員も多々おられると思います。そのような時であるからこそ、会員同士お互い切磋琢磨してより付加価値を提供できる開発を進めながら、日本のものづくりの原動力となれるような工業会として、会員一社一社、切磋琢磨して活動し新しい活力を生み出していくことを心より期待しています。とりわけ、本日集まっているエネルギッシュな若い力に期待したい。そして、日本のものづくりに貢献し続け70周年、80周年、さらに100周年を同じメンバーで集い、祝いたい」と挨拶された。
  続いて、来賓の経済産業省産業機械課課長補佐の工藤勉様から「工業会の皆様は、様々な時代の流れ、社会的課題に臨機応変に対応してきた「ものづくり」の基盤産業。付加価値を高めお客様のニーズ以上に応えなければならないという技術者としてのプライドと責任に支えられて今日の発展に繋がっている。今後とも、技術の向上に努められ、新しい情報技術を取り入られ、新たな製品・新たな技術に挑戦していってほしい」との祝辞が述べられた。
  さらに(一社)日本木工機械工業会理事長の井本希孝様から「工業機械としての刃物は明治時代に始まり、皆様の努力と技術の研鑽と蓄積を続け、加えて人材に投資してきた賜物として今日の刃物工業界は大きな進歩を遂げられてきています。機械刃物は、やればやるほど、知れば知るほど奥が深く興味深い、そして面白い業界であると感じています。なお、今年10月に日本木工機械工業会主催の展示会を行いますので、こちらにも多くの方にせひ参加してほしい」との祝辞をいただいた。
 来賓祝辞の後、次世代人材として若手の会社経営陣の紹介を実施した。
  ・天龍製鋸(株)常務取締役    大石 高彰氏(今年6月社長就任)
  ・神谷機工(株)取締役海外担当部長   神谷 崇孝氏
  ・新興刃物(株)専務取締役       中薗 智哉氏
  ・橋刃物工業(株)代表取締役社長   橋 広樹氏
  ・(株)谷テック代表取締役社長     谷  康平氏
  ・ニッパテック(株)代表取締役社長    川嵜 健太氏
  ・(株)富士工業所常務取締役       平尾 悠貴氏
  若手経営陣から各自自己紹介を行い、会場参加者全員から大きな拍手がされ活気溢れた式典となった。

(2) 記念講演会 
 記念式典の後、産業評論家の進藤勇治氏(進藤勇治研究所代表、元通産省国際協力企画官、前東京大学特任教授)から『今後の自動車産業とものづくり産業の今後の展望』につき記念講演会を実施。「日本経済と自動車産業を取り巻く世界自由貿易と世界情勢について解説し、日本のものづくり産業への期待と基盤技術産業である切削機械分野の発展見通し」につき言及し、記念式典に華を添える有意義な講演会となった。

(3)第二部:祝賀会
 創立60周年祝賀会は総勢53名の参加を得て挙行。谷副理事長の開会挨拶、前田常務乾杯音頭(清野副理事長急用で途中欠席のため代理)で祝宴が進められた。宴会の半ば、プロ歌手「りんともシスターズ」の歌とハーモニーで賑やかに盛り上がった会となった。頃合いをみて西藤副理事長の三本締めが行われ、会は盛況なうちに閉会となった。


☆第61回通常総会
 第61回通常総会は、2019(令和元)年6月6日(木)、名鉄犬山ホテルにて創立60周年記念式典と併せて開催した。
 冒頭挨拶に立った渡邉理事長より「当工業会の運営にあたり、日頃よりご理解とご協力をいただいておりますこと御礼申し上げます。平成から令和に変わり、今、経済情勢は、国内外とも騒がしい時代に入ってきたと感じているのは私だけではないと思います。昨年の今頃は、会員各社の業況を伺いましても、どの会社も今までにない忙しさで、受注がさばききれない状況という声が圧倒的に多かったのですが、最近は、米国の保護主義的な通商政策、米中貿易戦争、さらに英国のEU離脱問題等極端な政治的保守化の動きが高まっており、自由貿易が明らかに制限を受けはじめております。特に世界の工場と言われてきた中国経済の減速の余波を、我が国産業界は受け始めており、ものづくり製造業の基盤産業である当工業界においても、間違いなく影響を受け始めていると感じているところであり、引き続き充分に警戒しながら経営の舵を取っていく必要があります。
 当業界の切削刃物製品は、ものづくりを支える基盤技術として不可欠かつ重要であり、ものづくりの生産性の向上、品質の向上に大きく貢献していることは間違いないと確信しております。これからも、ものづくり産業に貢献できる工業会であり続けることが重要であり、そうあり続けられると信じております。当業界が、今後とも日本のものづくりになくてはならない基盤技術産業として寄与できることへの誇りと自信をもって、各会員の皆様は、互いに切磋琢磨してそれぞれの会社の発展に貢献していただければ、ひいては、当工業会の発展にもつながっていくものと考えております。今後とも日本機械鋸・刃物工業会の運営にご理解とご協力をお願いします。」と挨拶された。議長より、議事録署名人として、松岡社長((株)松岡カッター製作所)及び大澄社長((株)オリオン工具製作所)の両氏を指名した後、議案(第1号〜第5号)の審議に入った。

<審議事項>
(第1号議案)平成30年度事業報告の承認について
(第2号議案)平成30年度収支決算及び剰余金処分案の承認について
(第3号議案)2019年度事業計画(案)の承認について
(第4号議案)2019年度収支予算(案)の承認について
(第5号議案)任期満了に伴う役員改選の承認について
     
<報告事項>
 (1) 工業会の実施行事について
 (2) 工業会の生産高推移
 (3) 他工業会及び経済指標の動向について

 審議事項は、役員についても現行理事長、副理事長、監事及び役員の留任をはじめすべて上程通り承認された。その後、報告事項についての説明がなされた。総会終了後、引き続いて、工業会創立60周年記念式典等が挙行された。


☆第44回優良従業員表彰式
 2018年10月31日(水)東京:芝パークホテル別館にて第44回優良従業員表彰式及び祝賀パーティーを開催し、会員企業から推薦された12社25名の優良従業員表彰を行いました。開会に先立ち、今回は工業会ビデオ「切る 機械鋸・刃物」を上映及び、各種公的支援の紹介資料の配布等広報を併せて実施しました。
 表彰式では、渡邉理事長から以下の内容のご挨拶がなされました。
「本日表彰された25名の優良従業員の皆様、誠におめでとうございました。本日は公務御多忙中のところ、経済産業省産業機械課課長補佐の工藤勉様はじめ関係団体の幹部の皆様にご臨席を賜り誠にありがとうございました。
経済の循環を考えると現在はピークの時に当たり、景気の波に影響されることが少ない鋸・刃物業界は恵まれている。だからこそ、常にイノベーションを怠ることなく、新しい技術提案を行っていく必要がある。誇りを持って、新しい仕事にチャレンジしていくことが皆さん自身の成長・所属する会社の発展、業界や社会の発展に繋がる。是非、個々がイノベーターして、個々の業務の中でさらに発展していってほしい。皆様方の今後の益々のご活躍とご健勝と、各会員企業のご繁栄を祈念いたします。本日は誠におめでとうございました。」と今後の活躍に期待する旨の祝辞が述べられました。(第一回から表彰者数は976名)
続いて各々に表彰状が手渡され、その功績を称えられました。
 来賓を代表して、経済産業省の工藤課長補佐様から祝辞を頂き、出席者全員で記念撮影を行った後、祝賀パーティーを実施しました。祝賀パーティーは西藤副理事長からのご挨拶(谷副理事長メッセージの代読)と乾杯の音頭で開始され、和やかな雰囲気の中で受賞者とご来賓との懇親が行われました。西藤副理事長の中締めで盛況のうちに閉会となりました。

第44回 優良従業員表彰者  
(会員名簿順) (敬称略)
企 業 名 氏 名 企 業 名 氏 名
株式会社オリオン工具製作所 鈴木 務 天龍製鋸株式会社 渡瀬祥吾
兼房株式会社 古川清重 天龍製鋸株式会社 白井靖宏
兼房株式会社 宮嶋博之 天龍製鋸株式会社 山口敏広
兼房株式会社 大脇裕樹 東洋刄物株式会社 山本明誠
兼房株式会社 豊田勝也 東洋刄物株式会社 桂嶋優行
新興刃物株式会社 竹川将則 東洋刄物株式会社 國井厚嘉
新興刃物株式会社 山井敏嗣 ニッパテック株式会社 小倉優吾
大同特殊鋼株式会社 鴨川 透 ニッパテック株式会社 金島大昂
橋刃物工業株式会社 丹羽真二 ニッパテック株式会社 吉岡厚恵
株式会社 谷テック 兼山大介 福田刃物工業株式会社 飯田昇平
株式会社 谷テック 才治智暁 福田刃物工業株式会社 中島大祐
株式会社塚谷刃物製作所 三浦 憲 株式会社松岡カッター製作所 永井隆康
株式会社塚谷刃物製作所 中牟田勝彦 (25名)


☆第60回通常総会
 第60回通常総会は、平成30(2017)年5月31日(木)に京都のリーガロイヤルホテルにて開催した。午後3時30分の定刻より開始。冒頭挨拶に立った渡邉理事長より「本日はお忙しいところ日本機械鋸・刃物工業会の第60回通常総会にご参加いただきまして誠にありがとうございます。昨年の世界経済は、米国の保護主義的な通商政策や中国の企業債務抑制等で先行きの不透明感は増しているものの、米国・欧州などの先進国においては、企業業績の回復や個人消費も堅調な状態にあります。当工業会の生産高も平成29年度は前年度対比で11%増加になっております。本年度も引き続き充分に警戒しながら経営の舵を取っていく必要が有ります。当工業会は住宅・自動車・鉄鋼等の様々な業種の下支えとなる業界で、当工業会の健全な発展が日本の物造りに大きく寄与して行きます。又、海外勢との競争に生き残っていくためには更なる研究と開発が必要で、各会員各社の皆様はお互いに切磋琢磨しながら共に向上して行かなければなりません。今後とも日本機械鋸・刃物工業会の運営にはご理解とご協力をお願いしまして、甚だ簡単ではございますが、開会にあたっての挨拶といたします。」と挨拶された。議長より、議事録署名人として、松岡社長((株)松岡カッター製作所)及び大澄社長((株)オリオン工具製作所)の両氏を指名した後、議案(第1号〜第5号)の審議に入った。

<審議事項>
(第1号議案)平成29年度事業報告の承認について
(第2号議案)平成29年度収支決算及び剰余金処分案の承認について
(第3号議案)平成30年度事業計画(案)の承認について
(第4号議案)平成30年度収支予算(案)の承認について
(第5号議案)専務理事交代案の承認について
     
<報告事項>
 (1) 工業会の実施行事について
 (2) 工業会の生産高推移
 (3) 他工業会及び経済指標の動向について

 審議事項は(1)〜(5)の順に審議され、全て上程通りで承認された。その後、報告事項についての説明がなされた。


☆第43回優良従業員表彰式
 2017年11月2日(木)東京:芝パークホテル別館で第43回優良従業員表彰式を行い、会員企業から推薦された11社21名の従業員の表彰を行った。開会に先立ち今回は、当工業会で作成した「切る 機械鋸・刃物」を上映した。
 表彰式では、始めに渡邉理事長から以下の内容のご挨拶がなされた。「本日表彰されました21名の優良従業員の皆様、誠におめでとうございした。又、本日はご多忙の中、経済産業省産業機械課・係長 岩井田様をはじめ、各関連団体の幹部の皆様にご臨席を賜り誠にありがとうございます。
第43回という非常に歴史の有る表彰式に選ばれた皆様は、どの会社に於かれても立派な業績を挙げられた方々と思います。
直近の経済情勢は、いざなぎ景気を超えたとの報道がありますが、今後の当業界並びに各企業は、2025年問題対応や今後の産業革命の変化を乗り越えて更なる発展をしていかなければなりません。各企業にあって、その課題を克服していく中心になるのは今ここにいる皆様方です。皆様方の今後の益々のご活躍とご健勝そして各会員企業のご繁栄を祈念いたします。本日は誠におめでとうございます。」と祝辞を述べた。
 その後、理事長より優良従業員表彰者の全員に一人ずつ表彰状を手渡しその功労を称えた。
 表彰状授与後には経済産業省の岩井田係長殿から来賓を代表して祝辞を頂き、出席者全員で記念撮影を行った後、祝賀パーティーが行われた。パーティーは谷副理事長のご挨拶と乾杯の音頭で開会となり、和やかな雰囲気の中で表彰者や来賓を交えた懇親が行われ、西藤副理事長の中締めで閉会となった。

第43回 優良従業員表彰者  
(会員名簿順) (敬称略)
企 業 名 氏 名 企 業 名 氏 名
株式会社オリオン工具製作所 中山健一 株式会社塚谷刃物製作所 金浜征典
兼房株式会社 山根重人 株式会社塚谷刃物製作所 長沼貴志
兼房株式会社 中島康貴 天龍製鋸株式会社 藤見勝文
兼房株式会社 木村吉伸 天龍製鋸株式会社 河原崎昌樹
兼房株式会社 水野好 天龍製鋸株式会社 河野充敏
新興刃物株式会社 南谷伸也 東洋刄物株式会社 尾形圭一
新興刃物株式会社 浅野賢一 東洋刄物株式会社 布田要一
株式会社 真誠 高氏時男 福田刃物工業株式会社 鵜飼正保
大同特殊鋼株式会社 熊谷英隆 福田刃物工業株式会社 大久保国大
株式会社 谷テック 宮元潤一 株式会社松岡カッター製作所 西澤嘉修
株式会社 谷テック 吉野 剛 (21名)



☆創立50周年記念式典及び第35回優良従業員表彰式
 平成21年11月19日(木)東京プリンスホテルで会員、来賓合わせて131人が出席して創立50周年記念式典を行った。開会に先立ち、工業会製作の技術ビデオ「切る−機械鋸・刃物」を上映。
 式典は谷副理事長の開会の辞に続き、庄子理事長が挨拶に立ち、昭和34年に日本製材用帯鋸
協会と日本機械刃物協会が合併した経緯を語り、「今日あるのも皆様方のご指導、ご支援があったからこそ」と述べたあと、「工業会は今後も市場ニーズの変化に対応した製品、顧客が満足する商品を生産していくことや会員の健全なる成長を目指していきたい」と今後の抱負を交えて挨拶された。
このあと、経済産業省製造産業局の平工奉文局長の祝辞(米村課長代読)。50周年を迎えたことを祝いながら、設立以来の経営と技術革新、社会貢献に賛辞を述べ、技能の向上と合わせて環境対策などの役割を寄せた。
 また、(社)全国木工機械工業会の橋本恭典会長が「新技術と業界の発展は目覚ましい」とし、歴代理事長と会員との結束を述べながら、不況を乗り切るには連携が必要」と祝辞を述べられた。
 記念表彰では、経済産業大臣表彰2名、経済産業省経済産業局長表彰3名、日本機械鋸・刃物工業会理事長表彰2名、同感謝状14社、および第35回優良従業員25名を表彰。
 経済産業大臣表彰を受けた塚谷俊介氏((株)塚谷刃物製作所会長)が受賞者を代表として「事業発展に受賞者一同邁進したい」と謝辞を述べられた。
 また、工業会に所属する次世代経営者13人が紹介され、渡邉將人副理事長の閉会の辞で終了した。 
 祝賀会では、元理事長の渡邉浩氏の乾杯挨拶で始まり、半ばには女性5人のコーラスライブがあるなど終始和やかに行われ、最後に前理事長の鈴木寛善氏の中締めで終了した。

◆ 経済産業大臣表彰 ◆
    谷  俊彰   副理事長   株式会社谷テック
    塚谷 俊介   理   事   株式会社塚谷刃物製作所


◆ 経済産業省製造産業局長表彰 ◆
    大澄 信行   理   事   株式会社オリオン工具製作所
    小島 清彦   理   事   小島工業株式会社
    川嵜龍四郎  理   事   ニッパテック株式会社


◆ 日本機械鋸・刃物工業会理事長表彰 ◆
    渡邉 浩    元理事長   兼房株式会社
    鈴木 寛善   前理事長   元天龍製鋸株式会社


◆ 日本機械鋸・刃物工業会理事長感謝状 ◆
     兼房株式会社         東洋刃物株式会社
     天龍製鋸株式会社       株式会社谷テック
     ニッパテック株式会社      株式会社浪速刃物製作所
     福田刃物工業株式会社     木村刃物製造株式会社
     新興刃物株式会社       第一鋼業株式会社
     小島工業株式会社       大同特殊鋼株式会社
     オタリ株式会社         大阪熱処理株式会社


    次世代経営者 紹介  
(敬称略)
会 社 名 氏 名 会 社 名 氏 名
大阪利器製造株式会社 奥村祐一郎 株式会社塚谷刃物製作所 塚谷 俊哉
株式会社オリオン工具製作所 大澄 博之 株式会社浪速刃物製作所 小野 公嗣
神谷機工株式会社 神谷 宗孝 ニッパテック株式会社 川嵜 健太
株式会社真誠 佐藤 哲也 福田刃物工業株式会社 福田 克則
株式会社スギヤマ 杉山 理英 株式会社松岡カッター製作所 松岡 克彦
橋刃物工業株式会社 橋 広樹 皆川農器製造株式会社 皆川  徹
株式会社谷テック 谷  康平 (13名)


第35回優良従業員表彰者
(敬称略)
企 業 名 氏 名 企 業 名 氏 名
株式会社オリオン工具製作所 大澄 博之 兼房株式会社 宮崎 敏正
兼房株式会社 大橋 孝三 兼房株式会社 長瀬 悦也
兼房株式会社 近藤 忠正 木村刃物製造株式会社 高橋 智恵
新興刃物株式会社 渡邊 重太 大同特殊鋼株式会社 永井 歳行
株式会社 谷テック 西  博志 株式会社 谷テック 川村 修己
株式会社 谷テック 市原 栄治 株式会社 谷テック 折橋 史翁
天龍製鋸株式会社 石切 正也 天龍製鋸株式会社 飯田 昌克
天龍製鋸株式会社 鈴木 優子 東洋刃物株式会社 高橋 義勝
東洋刃物株式会社 高橋 純也 東洋刃物株式会社 平井 聖史
東洋刃物株式会社 堀江  敬 株式会社浪速刃物製作所 黒木  亮
福田刃物工業株式会社 山田 英雄 株式会社松岡カッター製作所 長坂 晴夫
株式会社松岡カッター製作所 鈴木龍太郎 (25名)




トップページへ戻る